物体の変位とひずみを測定
ひずみ解析(DIC)ソフトウェア
DIPP-Strain
計測対象物に白色と黒色でランダムパターンができるように塗布し、
デジタル画像相関法(DIC: Digital Image Correlation)を使用して、物体の変位とひずみを測定します。
DIPP-Strainは、これまで多くの画像解析ソフトウェアを開発してきたディテクトが、
操作性と処理速度に重点を置き開発した、低価格なひずみ解析ソフトウェアです。
ひずみ(歪)とは?
元の長さに力が加わり、伸びたり縮んだりした割合のことを「ひずみ」と呼びます。
ひずみには単位がありませんが、ε(イプシロン)やst(ストレイン)、%(パーセント)を単位の代わりに使用することがあります。
DIPP-Strain(DIC)の製品特長
■ 計測対象は、金属・樹脂・木材・コンクリート・ガラス・ゴムなど様々な材料が計測可能です。
■ 2次元計測(2D-DIC)とStereo計測(Stereo-DIC)をご用意。
2次元計測はカメラ1台、Stereo計測はカメラを2台使用し測定を行います。
■ カメラや照明などを含めたシステム提案とソフトウェアのみのご提案がございます。
2次元ひずみ解析(DIC)ソフトウェア
3次元ひずみ解析(DIC)ソフトウェア
デジタル画像相関法の概要
1時刻目で設定したサブセットを、2時刻目で隣接した画素を探査し、
相関係数の高い箇所を変位後のサブセットとして設定します。
この作業を繰り返し座標を出力していきます。
DIPP-Strain(DIC)の出力データ
DIPP-Strain(DIC)のキャリブレーションプレート
様々なサイズをご用意しています。
キャリブレーターサイズについては、ご要望に応じてご提案可能です。
DIPP-Strain(DIC)の製品構成
商品名 | 機能 | 納品物 | オプション |
DIPP-Strain 2D | 2次元計測 |
セットアップCD USBキー(ドングル) マニュアル(PDF) |
追加USBキー |
DIPP-Strain 2D/Stereo |
2次元計測 Stereo計測 |
セットアップCD USBキー(ドングル) マニュアル(PDF) |
追加USBキー キャリブレーションプレート |
DIPP-Strain Stereo |
Stereo計測の追加 (2次元ユーザー様向け) |
セットアップCD USBキー(2Dと交換) マニュアル(PDF) |
追加USBキー キャリブレーションプレート |
DIPP-Strain(DIC)の動作環境
推奨動作環境 | OS | Windows10, 11 Home/Pro (64bit 日本語/英語) |
CPU | Intel Core i5以上(マルチコア推奨) | |
HDD | 空きが10GB以上 | |
メモリ | 8GB以上 | |
モニタ | 画素数 1920x1080以上 | |
主な出力項目 | 2次元 | X方向ひずみ、Y方向ひずみ、せん断ひずみ、主ひずみ |
ステレオ | 体積ひずみ、対数ひずみ、変数勾配テンソル | |
入力画像形式 |
AVI, WMV, MPEG, CINE, JPEG連番, BMP連番, GIF連番, TIFF連番, PNG連番 |
|
動画出力形式 | AVI, MP4, WMV, JPEG, PNG, BMP |
※出力項目については、随時追加予定です
DIPP-Strain(DIC)の推奨カメラ
カメラ | 画素数 | フレーム数 | センサーサイズ | レンズマウント |
静的実験用カメラ | 4096x4000 | 32fps | 1.1型 | Cマウント |
動的実験用カメラ | 2560x2048 | 250fps | 1型 | Cマウント |
1920x1080 | 2000fps | 4.3型 | Cマウント |