家電・洗濯槽の水流計測
洗濯機の洗濯槽内の水流の計測事例です。このような画像処理によるデータ収集については、まず観測対象の空間の「可視化」が研究者の大きな課題となります。可視化できる環境ができれば、ディテクトのハイスピードカメラと流体解析ソフトウェアがそのあとの処理、動画記録と計測を行います。
透明ケースに必要なパラメータを網羅して撮影します。流体の場合にはケースの問題のほか、トレーサ(流れを代表できるような画像上の目印)の問題も有ります。
トレーサそのものは入手できるものは少ないので、他の用途に使われる粉体、粒体を流用することが一つのノウハウとなっています。
(粒径が小さい)(比重が1に近い)(粒径が一様である)などを要素に、コストパフォーマンスを考慮して選定します。
ディテクトのFlownizerは、画像処理エンジンを一新したまったく新しい流体解析ソフトウェアです。従来製品と比較して高速処理が可能となり、ユーザの効率的な製品評価と製品開発に役立っています。