河川モデルでの流速計測(PIV)
河川の流速計測の様子です。実際の河川のn分の1モデルを用意して、いろいろなパラメータで水を流してその流速を実測します。流れを代表する浮標を上流側から流します。映像では、デンプンを素材とする緩衝材を浮標として流しています。
直接流速を測る計測器では同時に1点のみの計測となりますが、画像計測では、流れを「場」として、全体を同時に計測できます。オリジナルは、フルハイビジョンの60FPSでの撮影です。(ディテクト製ハイスピードカメラ HAS-L2M採用)
ヤグラを立てて上方から見下ろす撮影で、計測平面に対して、斜めに見下ろす撮影状況ですが、これを真上から見た形にキャリブレーションを行うので、補正が可能です。(平面内に、長さの定義できる長方形の板を置いて、これを別途撮影しておきます。)
ベクトルは、赤い色が速い速度を表し、青い色が遅い速度を表します。
【東京建設コンサルタント様 ご協力 撮影は同社筑波実験場】