船舶モデルの動きの計測
救命艇、競走艇の運動解析事例です。3次元解析の場合には2方向以上からステレオ撮影します。対象の動きを客観的に計測するためには対象の動きが自由であることが肝要ですが、その点画像処理による運動解析の場合、非接触で計測できる点はメリットです。
浮体の動揺や船舶の運動解析は、対象が水上であることもあり難解なテーマでしたが、ディテクトの画像計測システムはこの分野でご導入が進み、大きな成果を上げています。得られた3次元座標群から2次的な解析(角度、速度などの物理量計算)が可能です。水中の対象は水面越しには計測できませんので、ガラス面越しの計測となります。
観察用の窓のある水槽は環境としては画像処理に最適です。ディテクトが豊富な経験から開発した小型のハイスピードカメラと専用水中ケースの組合せは、観察窓の無い水槽でも計測を可能とし、採用が増えています。