土砂崩れの分析
ディテクトの運動解析ソフトウェアは、土木の分野では土砂の動きの実験で導入されています。
実際に起こる土砂崩れのモデルについて、撮影された動画を用いて運動解析を行います。対象の動きに応じて通常のビデオカメラやハイスピードカメラを選定します。時々刻々の変位量が小さい場合や、条件による状態を静的に把握する場合には、市販のデジタルカメラの「静止画」を使用する場合もあります。デジタルカメラの場合には画素数が多く位置計測上の精度が向上する長所があります。
マーキングは、この動画のように背景とコントラストのある白いマーカーを挿入しておく、またはパターンマーカーを配置しておくなど、内容によって選択します。
3次元計測の場合にはステレオ計測が一般的で、二方向(またはそれ以上)からの同期撮影された動画を記録します。
防災研究などではコンピュータを使ったシミュレーション解析と、このようなモデル実験とが車の両輪のように必要とされています。