メガネ装着者も計測対象に
視線計測装置はもともと(メガネ)のような形状でありメガネのように鼻梁と耳たぶのところにひっかけて装着します。
つまり一般的には、メガネを掛けている人は、そのままですとメガネを2つ重ねて装着する形になり事実上難しい運用となります。
【一般的な視線計測装置の場合=一定の割合の人は計測対象外】
従いまして、多くの視線計測装置においては当人のメガネは同時に装着しない、という前提で設計されています。メガネ無しでは見えない被験者については「専用の矯正用レンズ」が用意されることになり、最初にレンズを順番に交換をしながら良いレンズを探して代用により見えるようにします。ただこの専用の矯正レンズは当人のメガネとは当然細かいところが違いますし、乱視・遠近両用などには対応していませんので、どのように矯正しても(見えない)という結論に至り、結果として当該視線計測装置では計測ができないという人が一定の割合で存在します。
【View Tracker 3の場合=メガネの人も計測可能】
一方View Tracker 3の場合は、まずView Tracker 3を装着したうえでその外型に本人のメガネを掛けることが可能です。それはView Tracker 3の形状が小さく細く軽いことにより、メガネの同居が可能な設計になっているからです。他社製品では計測できないとされた被験者の方々もView Tracker 3ならご自分のメガネを掛けた状態で計測していただけます。またView Tracker 3はそもそも小型軽量です。メガネ装着の人でなくても、小さくて軽いことは身に着けて計測するデバイスとしては重要な要素と言えるでしょう。装着感が良いことは、つまり長時間の計測にも有利ですし、ずれにくいという意味では精度を確保する意味でも大事な条件を満たしています。
(注)全てのメガネに対応する、ということではありません。
※メガネ装着イメージ
下向きの視線に対応
視線計測を行う場面はどのような場面でしょうか。被験者はそのとき何をしているでしょうか。一般には目は前方を見つめることが多いです。たとえば自動車の運転中の視線などでいえば、だいたい顔は正面を向いて視線も素直に前方を見ています。一方でたとえばテーブルの上の作業などの視線計測の場合は、見る対象が前方やや下のほうにあります。このときの視線計測はどうなるでしょうか。
【一般的な視線計測装置の場合=(顔ごと下に向ける)特別な態勢をとる必要がある】
前方を撮影する情景カメラが固定されている一般的な視線計測装置の場合は、テーブルのように下に向けた視線を取ろうとしても、顔ごと下に向いていなければ見ている対象は情景カメラに映らないことがあります。その場合は計測できないので、(いつもとは違うけれど顔ごと下に向けて見るように)という特別な作業を要求することになります。平常のデータが取れないことになります。
【View Tracker 3の場合=情景カメラを下に向けます】
他方、View Tracker 3の場合は、自然な顔の向きのままで情景カメラだけを下に角度調整することができるので、自然な姿勢でそのまま視線を計測することが可能です。
微小な誤差を強制補正
キャリブレーションのあと計測になりますが、人を計測する装置なのでどうしても運用上の誤差が残ることがあります。
【一般的な計測装置の場合=校正のやり直し】
一般的な計測装置の場合は、誤差が気になるとなれば、キャリブレーションをやり直す、ということになります。実際に計測対象を見つめてそこで誤差があれば、またキャリブレーションに戻る、ということの繰り返しとなります。またキャリブレーション作業そのものが被験者一人ではできないものも多く、協力者との2名体制でキャリブレーションを行うものがほとんどです。
【View Tracker 3の場合=見つめる対象そのもので補正できます】
一方でView Tracker 3の場合はキャリブレーションのやり直しではなく、実際に計測中に見つめる対象をつかって(ここを見ている)ということを強制的に補正する機能があります(オフセット機能)。計測直前にこの補正を行うことで、見ている場所と結果として得られる場所が直接同じであると紐づけられるので手際よく精度を確保することができます。
※オフセット機能のイメージです。
お手頃な価格への挑戦
View Tracker 3は、前述のように小型軽量でハードウェアは極めてシンプルな設計・構造になっています。小型軽量で装着感が良くずれにくいという強みを持ちますが、このことはひいてはコストの低減につながっています。本体部分には、情景カメラ一つと瞳カメラ二つが構成されているだけですので、とても廉価なご提案が可能となっています。
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